2011年5月8日日曜日

5月8日朝の放射能放出は大規模、3号機と4号機はボロボロ

5月8日に「微量」の放射能の放出を行う予定であるとの報道がありましたが、実際には「膨大な量」の放射能が放出された模様です。

参考
微量放射能含む空気、放出へ=1号機原子炉建屋から-浄化作業終了時・福島第1

「微量の放射性物質を含む空気が大気中に放出されるため、東電は経済産業省原子力安全・保安院の了承を得てから扉を開放する。」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&rel=j7&k=2011050700321




妊婦と子供さんは風上に避難されていましたか?
インフォームド・チョイスなどありませんから
自己責任でご避難ください。
やはり微量ではなく膨大な量の放出があった模様

ライブ映像はこちら



3号機温度上昇、原因は燃料溶融か
政府関係者によりますと、温度上昇の原因については原子炉に送る水の配管が一部で損傷しているために十分に水が行き届いていないこと。さらには燃料棒が溶けて一部が水の中に落ち、熱を発している可能性が考えられるということです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110508-00000017-jnn-soci JNN TBS

3号機、4号機の最新映像
4月26日撮影された3号機と4号機の映像


 
3号機の最新映像
この写真では2階以上が崩れ落ちているようだ。
(クリックで拡大 出典:News i 2011.04.26撮影防衛省)


 

放射能大量放出後の4号機
建屋が傾いてきたようだ
TBSライブ映像 2011.05.08
4号機建屋が右に傾いて見える。
4号機は筋交いが入っておらず倒壊が心配される。

参考

4号機使用済核燃料プールは壊れて水が漏れている

設計図流出!大破した原子炉建屋に筋交いが無かった


コメント

5月8日早朝の放射能放出は事前にプレスで発表されてはいたが、微量ではなく、かなり膨大な量の放出があったようだ。やはり放射能の放出は終わっておらず、事故が収束しつつあるなどと期待するのは早計だ。

なんども繰り返すが妊婦と子供たちは疎開させておくべきだ。今からでも決して遅くない。放射能が繰り返し放出されているので疎開はやむを得ない。経済的な理由等で疎開が不可能なら、せめて食事は汚染されていない地域で収穫された農産物を食べていただきたい。政府の指示はいつも後手後手なので非常時には政府の指示を待たずに自分の判断で逃げた方が良い。

参考
妊婦と子供を疎開させるなら原発から80Km離れてください。 http://phnetwork.blogspot.com/2011/05/km.html

最新の福島第一原発映像では3号機も4号機もボロボロで内部機器の復旧は困難を極めるだろう。今日の4号機建屋は傾いているようだ。4号機には筋交いが入っておらず、余震も続いており建屋の損傷は拡大していると思われる。また、連日の放水でプールも満水となっており自重による倒壊の危険が高いと思われる。原発作業員の安全には細心の注意を払っていただきたい。


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