「子供の年間被ばく線量上限20mSv」とは空間線量のことでした。だったら原発事故被災地の農産物を食べてはいけません。あるいは疎開が必要です。
子供の年間被ばく線量上限が20mSvに定められましたが、福島県に問い合わせたところ、この数字には学校内で被ばくする空間線量しか考慮されていませんでした。
つまり放射能に汚染された食品による内部被ばくや学校外など児童の生活環境からの被ばくが全く考慮されていなかったのです。
食品にも放射性物質が存在します
出典 東京電力
福島第一原発事故による食品汚染
従来、食品に含まれていたカリウム40による被ばくに加え、放射性ヨウ素と放射性セシウムなどによる被ばくも考慮する必要があります。
現在流通している食品には飲料水と牛乳乳製品に放射性ヨウ素は300Bq/Kg、放射性セシウムは200Bq/Kg、野菜類、魚介類では放射性ヨウ素は2000Bq/Kg、野菜、穀類、肉、卵、魚その他の放射性ヨウ素は500Bq/Kg含まれている可能性があります。
食事による被ばくは小さいでしょう。しかし、
食品からの被ばくは命ある限り続きます
放射性セシウム500Bq/Kgと放射性ヨウ素300Bq/Kgを含んだ飲食物を毎日2kg、1年間食べ続けると8.249mSv/年になります。
( 上記文書の例1と例2より、(0.0065mSv+0.0048mSv)×2Kg×365日=8.249mSv/年 )
しかし、実際には放射性セシウムと放射性ヨウ素のほかにウラン、プルトニウム、ストロンチウム、アメリシウム、キュリウムなど他の放射性物質にも汚染されている可能性があり、食品からの被ばくは約10mSv/年くらいに多めに見積もった方が良いでしょう(これは上記条件で毎日2kg飲食するとして計算した場合です)。
福島県の子供たちの学校生活による年間被ばくを20mSvとすれば、これに食品中の放射性物質による被ばくを含めた子供の被ばく量は年間30mSvになります。
( ただし、この計算には空気中のラドンやカリウム40による内部被ばくが入っていません。これらを考慮すると被ばく量はもっと高くなります。 )
年間30mSvはチェルノブイリ避難民の被ばく量
住民の放射線量は放射線測定器を用いた測定結果などに基づき評価されており、主に30km圏内から避難した住民(11.6万人)が受けた放射線の量は、平均約33mSv(外部被ばく20mSv、内部被ばく13mSv)でした。文部科学省が定めた子供の被ばく線量20mSv/年は外部被ばく量ですから食事による内部被ばくを加えると、福島の子供たちはチェルノブイリ避難民並みの被ばくを受けることになります。
子供の被ばく線量を20mSv/年に抑えるには
年間被ばく線量が10mSv/年と高い福島市や郡山市には住めません。せいぜい5mSv/年位の地域に疎開しなければ無理です。
県の食品検査も信用できない
以下 二階堂ドットコムからの情報
===== 以下引用 =====
◎◎の牛乳、混ぜて検査!危なくて余計飲めない
バカはダマされるのかもしれないが、よりによって、◎◎の牛乳は「他と混ぜて薄めて、放射性物質が減ったからOK」なんだって。◎◎県もアホか。
もう、◎◎県の食べ物は一切信用できません。
原乳の放射性物質、基準値下回る ◎◎産経新聞 4月9日(土)0時6分配信
◎◎県は8日夜、原発事故を受けて、7日に実施した原乳の緊急時モニタリング検査(4回目)で、放射性ヨウ素、セシウムが暫定基準値を上回った検体はなかったと発表した。県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。県は、約1週間後に予定する次回検査で、基準値を上回らなければ、国と調整して出荷制限を解除していく構えだ。
ありえません。やつらは、日本米と混ぜたタイ米のように出荷する予定です。
私は嘘と思ったのですが、本当です。こんなインチキがありますか。 ◎◎県は「ウソ・インチキ・紛らわしい」とおぼえておきましょう。
===== 引用終わり =====
この引用記事が事実かどうか念のため県に電話で問い合わせていますが「そんな記事は知らない。わかりません」とのことで明確な回答はいただけませんでした。なお、関係者の調査で上記内容が事実ではないと判明したら、上記引用部分は削除しますのでコメント欄に書き込んで連絡ください。
コメント
文部科学省が子供たちの被ばく線量上限を20mSv/年に設定した。20mSv/年という高いレベルに設定するのも問題だが、実は20mSv/年とは学校での空間線量であり、食品による内部被ばくが含まれていないのだ。
つまり子供たちが学校で20mSv/年浴びるのは外部被ばくであり、食事を通じて更に10mSv/年程度被ばくする可能性があるのだ。これだけで合計30mSv/年になる。
現実問題として被ばく線量上限を20mSv/年に抑制しようとすれば環境からの放射線を抑制する必要があり、福島市や郡山市など被ばく線量が高い地域には住めないことになり、いずれにせよ疎開が必要です。
計算すればこうなります。「妊婦と子供は疎開した方が良いです」
健康は国に頼るのではなく自分で守ってください。
◎◎=福島を書いてほしい。
返信削除◎◎産経新聞=福島産経新聞
◎◎県=福島県