1号機は爆発するのか?
報道によりますと、爆発を防ぐために窒素を注入したが圧力が上昇せず困っているようです。
東京電力は6日夜、東日本大震災で損傷した福島第一原子力発電所1号機の格納容器内へ窒素ガスを注入するための作業を開始しました。同容器内にたまった水素が酸素と反応し爆発の可能性が高まるのを防ぐ狙いです。格納容器は6000立方メートルの大きさがあり、同量の窒素を数日かけて注入します。2、3号機についても注入を準備しているが、時期は未定としています。同社は「原子炉の冷却により格納容器内にたまった水蒸気が水となることで、水素と酸素の比率が拡大し爆発する懸念がある。窒素ガス注入でこうした事態を避ける。」 と言っています。
しかしながら、東京電力は11日、「福島第1原発1号機で、水素爆発の発生を未然に防ぐため、原子炉格納容器への不燃性の窒素ガスの注入作業を進めた。しかし、容器内の圧力は1・95気圧(正午現在)で、前日から大きな変動はないという。圧力が上がらない原因は窒素が容器内から外部に漏れ出ている可能性がある」と発表しました。
東電は、4月7日から6日間かけて、約6000立方メートルの窒素を注入し、容器内の圧力を2.5気圧にする予定だったといいます。何が起きたのでしょうか。
1号機の放射線量が急上昇
1号機の原子炉圧力の謎
「圧力が上がらないと困る」理由は?
「圧力が上がらないから困る」と言っているのはおそらく赤いAのラインのことでしょう。一方、黄色のBのラインは上昇を続けています。AとBに圧力差があるのは、おそらくA(赤)が格納容器の圧力を、B(黄)は炉心の圧力を示しているのでしょう(情報が開示されてないので推測です)。たぶん、A(格納容器)の内側にあるB(炉心)の圧力上昇による破壊を防ぐためにA(格納容器)の圧力を上げようとしているのです。それで東電は困っているのだと思います。AとBの圧力差がこのまま広がると、(水素爆発など無くても)容器が破壊され、B内部の放射性物質が爆発的に放出されると予想されます。
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