2011年7月5日火曜日

東京電力が福島産農産物の買い取りを検討!

福島第一原発の事故で、風評被害に苦しむ福島市の農家が4日午後に東京電力本社を訪れ、「農産物を買い取ってほしい」などと要請し、東京電力は「農産物の買い取りを検討する」と回答しました。

福島市内にサクランボ狩りに訪れる観光客が去年に比べて9割減るなど、風評被害は深刻だ。



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東京電力は農産物の買い取りを検討!
出典 ANN
【原発】福島の農家が東電に「農産物買い取って」
http://www.youtube.com/watch?v=0ueCrJBg5z0



さくらんぼ(オウトウ)の検査結果
出典 厚生労働省
さくらんぼ(オウトウ)の放射性セシウム値は暫定基準以下だが売上が大きく減った


水産物の放射能汚染状況
出典 水産庁
7月現在、福島県の魚介類からも暫定基準を超える放射能が検出される。


汚染された野菜・水産物
出典 東京電力


福島市の子供の尿からも放射能が検出
(2011年5月19日~21日)
出典 ACRO


福島第一原発から放出された主な核種
出典 保安院
福島第一原発から放出された31種類の核種と推定放出量が公表されたが、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137以外の核種については農産物や人体の汚染状況が調査されていない。


福島市の子ども10人中10人の尿からセシウム検出
福島県内の保護者らがメンバーの市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」などは、6月30日、参議院議員会館で記者会見を行い、福島第1原発事故の影響調­査で福島市内の6歳~16歳の男女計10名の尿を検査した結果、全員から放射性物質セシウム134、137が検出され、内部被ばくの可能性が極めて高いと発表した。



子どもの被ばく積算把握せず〜福島の父母ら政府交渉



コメント

東京電力は7月4日、福島県の農産物の買い取りを検討すると発表した。福島県では魚介類からも暫定基準を超える放射能が検出されており漁業が受けた損害も深刻だ。

仏ACROによると、検査を受けた福島市の子供たち全員の尿から放射性物質が検出された。これは学校給食を含む食品に放射性物質が含まれることを示唆する。

保安院は福島第一原発の事故で放出された31種類の核種と推定放出量を発表したが、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137以外のプルトニウムやストロンチウムなど他の核種による食品検査は実施されておらず実態は不明のままである。

東京電力による農産物買い上げの効果は絶大だ。農家も漁師も風評被害による経済的影響を軽減することができる。現金収入があればリスクの少ない食品を購入することができる。そして子供たちが汚染された食品を食べるリスクを減らすことにつながる。

東京電力が買い上げた農産物はバイオ燃料に加工して発電に利用することも可能だ。




1 件のコメント:

  1. 魚介類については、養殖にすれば、これからの被害を軽減する事ができるかもしれません。

    福島第一原発から放出されたのは、今の所、31種類の核種という事は、参考になります。
    放出各種や放出量については、知りたい事なので、今後も情報提供期待しています。

    情報提供ありがとうございます。

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