福島県は脱原発を目指す
福島県復興ビジョンの5ページ、18行目には「今回の原子力災害で最も深刻な被害を受けたふくしまの地においては、「脱原発」 という考え方の下、原子力に依存しない社会を目指す。」と記されている。この復興ビジョンが、福島県だけでなく原発に依存した日本全体の希望になることを願う。
福島県復興ビジョン(素案)
出典 福島県
東京電力福島第一原子力発電所事故の影響
出典 福島県
福島県から県外への避難状況
35,776人が県外へ避難している。
これ以外にも相当数の自主避難者がいる。
出典 福島県
原発事故による被害の状況
原発事故の影響は、あらゆる産業、あらゆる分野に及ぶ
出典 福島県
原子力発電からガス火力発電の時代へ
原発停止による電力不足を補うガス火力発電所
東京電力が横須賀火力発電所を公開/神奈川新聞(カナロコ)
ボイラーで水蒸気を作りタービン発電機を回して発電する。
発電の原理は簡単だ。
ボイラー
天然ガスを利用した火力発電は、原子力発電と比べて構造が簡単で故障が少なく熱効率が高くて経済性も良い。
タービン発電機
【原発】東京湾の火力発電所 新設・再開急ピッチ(11/07/14)
東京電力は横須賀、川崎、千葉など7か所にガス火力発電の設置を進める
天然ガスの確認埋蔵量は増加傾向だ
出典 天然ガス導入促進センター
コメント
福島県は脱原発を明言した復興ビジョン(素案)を発表した。現在、福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内は避難を余儀なくされており、福島県から他県への避難者は判明しているだけでも3万5千人を超える。
原発事故の影響はあらゆる分野、あらゆる産業に及ぶ。農林蓄水産業、製造業、観光業などほぼ全ての産業が大きな被害を受けている。
福島県が脱原発宣言をした今、原発停止による電力を補うため東京湾周辺にガス火力発電所の建設が急ピッチで行われている。
時代は原子力発電の時代からガス火力発電の時代に変わろうとしている。福島の復興のためにガス火力発電所を建設することも一案である。ガス火力発電所の建設は放射能への不安が無く、産業に必要な電力を作り、地元の建設業界に仕事をもたらし、長期的に安定した雇用も生み出すだろう。
ガス火力も悪くはないのですが、
返信削除「世界経済のネタ帳」というサイトによれば、1999年以前と直近ではLNGの価格は2倍から3倍になっていますね。
石油のように特定の国や地域に産地は偏らないのですが、
こうした調子でガス火力が増えると、全世界でLNGの値段が高騰し、電気料金が高くなるのも困りますね。
ガス火力発電所の耐震性はどうなのでしょうか?
格段の耐震性を考慮しているのでしょうか?
原発の代わりにガス火力発電という案はうなずけるのですが、
返信削除本日の報道にもあるような値上げは困った課題ですね。
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全国の電力10社と都市ガス大手4社は28日、9月の料金を8月に比べて値上げすると発表した。原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入価格上昇が響いた。全社が料金を引き上げるのは6カ月連続。
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