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2011年7月23日土曜日

福島にバイオ燃料工場を作ろう

福島県では放射性物質による汚染で農業、水産業が大打撃を受けているが、これに追い打ちをかけるように稲わら汚染による牛肉の被害が判明し、畜産業も甚大な被害を被った。

農作物が作れないならバイオ燃料になる作物を育て、アルコールやメタンガスなどのバイオ燃料を作り、東京電力に販売するのも良い。もちろん資金は復興財源で。



バイオエタノール生産基本フロー図
サトウキビかすや廃木材、大麦、トウモロコシなど植物に含まれる糖分からエタノールを作ることが出来る。
出典 宮古島バイオエタノールプロジェクト


収拾がつかなくなった放射能汚染


空間線量率 7月20日公表
放射能汚染は宮城県にも広がっている
出典 文部科学省


セシウム134,137の蓄積量合計
(放射性セシウムによる土壌汚染)
出典 文部科学省


積算線量推定マップ
平成23年7月11日までの住民の被ばく量
出典 文部科学省



福島県の農産物検査結果
一部の農産物から放射性セシウムが検出され、風評被害を受けている。
出典 農林水産省


福島県の牛肉検査結果
稲わらが汚染されたため、牛肉も放射性セシウムに汚染された
出典 農林水産省



こんな状態でもバイオ燃料なら作れます


鈴木高広 芋エネルギーはメリットだらけ.flv
イモで発電所を作り産業を動かす!


バイオエタノール資源作物
出典 農林水産省


遊休農地を利用したバイオマス資源
出典 農林水産省



藻から石油を作る!
日本を産油国にする技術

石油を作る奇跡の藻 オーランチオキトリウム

コメント

福島では農畜産物や水産物の汚染に収束の見通しが立たない。野菜や魚介類、そして牛肉まで被害を受けた。

農産物が作れなくなった農家はどうすればよいのか? 被災した農家にバイオエタノール資源作物の生産を依頼し、これからアルコールやガスなどの燃料を製造する方法がある。

バイオエタノールの原料は育てやすいイモでも良い。また、藻から石油を作る技術もあるという。

バイオエタノールやガスから発電もできる。バイオエタノール作物の生産は地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を吸収するので、地球温暖化対策として国や東京電力が出資するのが良い。

バイオ燃料工場は復興の一助になる。農家や漁業関係者がイモや藻の生産で収入が得られるようになる。福島にバイオ燃料工場とバイオ発電所を作れば地元のゼネコンに仕事が発注され、多くの下請け業者と労働者に仕事が回ってくる。労働者が集まれば人口も増え、商店街や飲食店、旅館等も潤う。地域に安定した雇用が生まれる。



注)ロゴが入っている画像はトリミング、URL記入、画質調整、などで加工してあります。
オリジナル画像はURLからご入手ください。







7 件のコメント:

  1. 福島で、食糧ではなくバイオ燃料のための穀物などの生産を行う というのはよい案ですね。
    でも、そうしたバイオ燃料に含まれた放射性セシウムなどの処理はどうするのでしょうか?
    燃料として燃やしてもセシウムの放射性がなくなるわけではないので何らかの策をとらないと、
    放射能を含んだごみなどの燃焼で残留灰に放射性セシウムが高濃度に残留して、灰の処分に困っている現在のごみ焼却所と同じ問題を抱える ということになるのでしょうか???

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  2. アルコール精製の段階でセシウムは除去可能だと思われますが、セシウムを含む廃棄物が出る可能性があります。廃棄物の管理をしっかり行えば結果的に土壌のセシウムを減らせる可能性が有ります。

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  3. 放射性物質を含む廃ガスの処理の必要性については、小出氏も下記のコメントで述べていました。

    http://www.youtube.com/watch?v=0U3mPl2qhaI


    ●瓦礫からバイオ燃料工場という案は、震災後のかなり早期にも出たのですが、現地の現実問題のひとつは瓦礫の「分別」です。

    現地の人達は、たとえば、腐った魚を廃棄するときに、悪臭の中で、ビニールやプラスチックなどと分けなければならないという、苦境に立たされていました。
    同じように、木材と金属を分別するのも大変な手間でしょうね。

    その点では、溶鉱炉並みの高温でゴミを処理する超高熱焼却炉ですと、「金属も木材もプラスチックも」まとめて発電に利用することが出来て、かつ最終的な廃棄物は、レンガ状の建築建材にも変わります。

    その点では、便利そうなのですが、
    ただ、ここでも問題なのが、「有害ガス」に対するフィルターと、出来上がった「資材」にどれぐらいの放射性物質が含まれてしまうかですね。

    それこそ、どこぞかで売っていた、ウラン残土から作った放射線を出すレンガのようでは、笑えませんのです。

    最悪の場合、「溶鉱炉廃熱発電」の利用だけでも良いとは思います。
    とにかく、瓦礫の中から木材だけを仕分ける手間は、相当に難航すると思います。

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  4. バイオマスの場合、日本は開発に失敗した例が多いようですが、実用化が可能な技術となるか疑問です。

    芋燃料のように、食用と兼用の場合、品種改良が必要という事ですが、品種改良の目的は、エネルギー効率を高める為のものと思っています。

    この場合、食用としては、栄養素や味を損なわずに品種改良する事が可能なのか疑問です。

    かなり難しい品種改良になるように思います。

    食品兼燃料は、夢の技術ですね。

    放射線物質除洗の為の土壌改良も、必要性があると思います。

    まずは、ここからだとも思います。

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  5. バイオ火力も大事ですが、
    水力発電も本日の以下のような記事にあるように
    いつ天災で運転中止になるかもしれないので、
    水力発電所の耐震性・耐風水害に対する対応も強化しなければなりませんネ。
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    東京電力は5日、東北電力に30万キロワットの電力融通を実施していることを明らかにした。記録的な豪雨災害で、東北電力が新潟と福島に持つ計29カ所の水力発電所が全て停止し、原発1基分に相当する計約100万キロワットの供給力減少が起きたため。応援融通は11日まで断続的に継続する。
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  6. 本日の新聞によると、この数か月間に各電力会社の
    火力発電所で、故障などの発生で発電が止まった事例の紹介があり、13か所にも上るとされています。

    古い火力発電所を復活稼働したのか否かまでは
    記事にはありませんが、
    火力発電所の信頼性も怪しいものといえます。

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  7. ↑もし13か所の原子力発電所が一斉に故障したら日本も世界も放射能で住めなくなります。13か所の火力発電所が故障しても環境に影響がないという安全性が証明されたのです。

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