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2011年5月7日土曜日

妊婦と子供を疎開させるなら原発から80Km離れてください。

5月8日に放射能の放出が行われます

福島第一原発の事故により、米政府は3月16日、米国人に対し福島第一原発から50マイル(約80キロ)圏外への退避を勧告しました。それは結果的に正しい判断でした。妊婦と子供を疎開させるなら原発から80Km離れた地域に疎開させてください。


闇夜に不気味に光る原子炉
出典 ふくいちライブカメラ H23.05.07  19時
福島第一原発の原子炉は光を放っているようだ

上記画像のコントラストを調整した画像 光を放っているようだ
詳しくは 青く光る原子炉



一歳児甲状腺の内部被ばく等価線量
(3月12日午前6時から4月24日午前0時までの積算線量)
文部科学省は子供の被ばく線量上限を20mSvとしたが、一番内側の赤いラインで10000mSv、一番外側のオレンジのラインでも100mSvである。隣接する福島市でもかなりの被ばくを受けたと思われる。この図は子供の甲状腺の内部被ばく線量だけを示しているが、オレンジのラインの外側でも被ばく線量がかなり高と推定される。

文部科学省が子供の被ばく線量上限を20mSvという高い値に設定したが、福島県には妊婦や子供たちが居住可能な地域が無いように見える。
出典 文部科学省


福島第一原発周辺の空間線量率(μSv/hr)
一番外側の円は福島第一原発から80Kmの距離を示す。風向きにより汚染は北西に広がっているが、事故当初に米軍が原発から80Km離れるよう指示したことは正しかった。

今後の爆発や放射能漏れに備えて疎開や避難を検討するなら、風向きは予想できないので、原発から80Km離れた地域に疎開した方が良い。

グリーンの地域に住むと年間被ばく線量(外部被ばくのみで)が20mSvを超えるので妊婦と子供はグリーンの地域に住んではいけない。ライトブルーの地域では外部被ばくは20mSv未満だが食事による内部被ばくを加算すると年間被ばく線量が20mSvを超えるので、ライトブルーの地域の妊婦と子供は被ばくを減らすために原発被災地で収穫された食品を食べてはいけない。

福島第一原発から30Km圏外であっても福島市や伊達市の一部では年間被ばく線量(外部被ばくのみ)が20mSvを超えており妊婦や子供が住むには危険である。実際には食事による内部被ばくを加算しなければならず、須賀川市、郡山市、本宮氏、二本松市、川俣町、丸森町についても妊婦や子供は居住しない方が良い。

出典 文部科学省 



Cs-134及びCs-137の合計の蓄積量(Bq/m2)
この図はセシウム(Cs-134およびCs-137)という放射性物質による土壌汚染を示している。セシウム137は半減期が30年以上あり、しかも最も大量に放出されているので健康影響が最も大きい。一番高い地域で3、000、000-14、700、000Bq/㎡というスケールになっている。一番低いスケールでも<300、000Bq/㎡という単位である。ホウレンソウの暫定基準がセシウムで500Bq/Kgであるとされているが、福島県の広い範囲で300、000Bq/㎡を超えており、桁違いの放射性物質に汚染されている。

妊婦や子供、全国の消費者が福島産の農産物を拒否するのは当然である。これは風評被害ではなく実害である。
出典 文部科学省


終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演


コメント

5月8日にも放射能の放出が行われるとプレス発表されている。
(2011年5月5日 毎日新聞 http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110505ddm002040084000c.html 
繰り返すが、放射能は今後も放出されるし、再度爆発する可能性がまだ残っているので妊婦と子供は疎開させた方が良い。疎開するならば原発から80Km以上離れた方が良い。そして、妊婦と子供たちには被災していない土地で収穫された安全な食品を食べさせてあげてください。


明日も放射能の放出があります
可能ならば原発の風上に逃げて下さい
出典 ドイツ気象庁
風向きはこちらのサイトで確認できます。



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