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2012年2月5日日曜日

2号機の核燃料は地下にめり込んでいる

2号機格納容器内部の映像が公開された。汚染水が雨のように降りそそぎ、格納容器内にあるはずの水面が見えず、強い放射線の影響で画像が乱れている。



注)ロゴが入っている画像はトリミング、画質調整、などで加工してあります。
オリジナル画像はURLからご入手ください。



福島第1原発2号機格納容器 内部映像
出典 NHK


2号機格納容器内の映像
出典 東京電力


水滴が雨のように降る
水滴は核燃料に直接触れた可能性が高い
出典 ANN


格納容器内の温度は下部の方が高い
出典 東京電力


格納容器内、水面見えず=2号機内視鏡調査・福島第1 
東京電力福島第1原発事故で、東電は19日、同日午前に実施した2号機格納容器内の工業用内視鏡による撮影結果を公表した。撮影できた範囲では格納容器内にたまった水面は­確認できなかった。 


2号機に水が無かった
出典 東京電力
2号機 水はなかった いつものことですが



2号機の状況(推定)
東電の発表から判ること
東電発表資料に補足
原子炉、格納容器、コンクリートに穴が開いている


汚染水が海に漏れている
海上の空間線量
出典 東京電力




コメント

上部から雨のように降り注ぐ水滴は結露ではなく、原子炉圧力容器から漏れる高濃度汚染水と思われる。原子炉圧力容器に注入している水が格納容器に漏れ出ている様子が伺える。

また、格納容器内の温度は下部の方が高いことから核燃料の一部が地下に落下したと推定される。

そして、格納容器内に水が無いということは、落下した核燃料が格納容器の底部を破り地下にめり込んでいることを示唆している。

建屋の底部から漏れる汚染水は海に流れているはずだ。海上の空間線量も高濃度の汚染水が建屋外に流出していることを裏付けている。